ffi.abi
実行環境に関するABI情報を取得する
lua
ffi.abi(param)
説明
ffi.abi
関数は、指定した param
(Luaの文字列)が現在の実行環境のABI(Application Binary Interface)に該当するかどうかを判定します。該当する場合は true
、そうでない場合は false
を返します。これを利用することで、スクリプトは特定の環境条件に応じた適切な処理を行えるようになります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
32bit | 32ビットアーキテクチャ |
64bit | 64ビットアーキテクチャ |
le | リトルエンディアンアーキテクチャ |
be | ビッグエンディアンアーキテクチャ |
fpu | ハードウェアFPUを持つターゲット |
softfp | softfp呼び出し規約 |
hardfp | hardfp呼び出し規約 |
eabi | 標準ABIのEABIバリアント |
win | 標準ABIのWindowsバリアント |
pauth | ポインタ認証ABI |
uwp | ユニバーサルWindowsプラットフォーム |
gc64 | 64ビットGC参照 |
サンプルコード
lua
local ffi = require("ffi")
if ffi.abi("64bit") then
print("Running on a 64-bit architecture")
else
print("Running on a 32-bit architecture")
end
if ffi.abi("le") then
print("Little-endian architecture")
else
print("Big-endian architecture")
end
このコードは、実行環境が64ビットか32ビットか、リトルエンディアンかビッグエンディアンかを判定し、適切なメッセージを表示します。
互換性
- LuaJIT
関連項目
ffi.arch